「高校生の、高校生による、みんなのためのイベント」
第11回 岡山高校生ボランティア・アワード NEXT
出場者/出場団体の活動紹介
【発表1】
玉島高校生徒会執行部
◆オープンスクールでのSDGsワークショップ実施について
7月27日(木)・玉島高校オープンスクール・中学生に向けて、オープンスクールを通してSDGsを身近に感じてほしいため、「The SDGs アクションゲーム.クロス」を使用した活動を行いました。
成果として、自分たちの身近にあるものを利用し、SDGsの問題を解決しようと取り組むことで、ゲームをする前よりも、SDGsが身近であると捉えられた。また、参加した中学生だけでなく、計画をした高校生自身も自分の創造性を鍛え、SDGsに向き合うことができました。
◆アートで広げるSDGs
県立玉島高校白華祭で毎年行われているSDGsの活動があり、今年もSDGsに関連した活動をして、社会に貢献したいと思ったため、生徒から集めたペットボトルを組み立てて3mのタワーを作りました。再利用できるようそのままの形で組み立て、白華祭に訪れた方や生徒にSDGsの活動を知ってもらえました。
◆街歩きツアー!〜今と過去を知って私たちに出来ること〜
3年前に始めた活動で、私達が学び舎として日々過ごしている「玉島」という地域にどんな”魅力”と”過去”があるのか知りたいと思ったことが「活動をしたい!」と思ったきっかけです。
地域の方と連携してSDGsセミナーというものを行っており、玉島に関連がある方々に、歴史や今の課題を教えていただいています。そこで得た知識を使って、今度は私達が玉島を紹介する側となって街歩きツアーを行い、玉島の魅力と今後の課題についてを紹介しています。玉島の魅力・今後の課題をえ、知ってもらうことができました。
【発表2】
#じゃみあぴ ~高校生ボランティアリーダー養成講座1期生
◆つながり+ 挑戦=新しい出会い
総社市社会福祉協議会が主催したボランティアリーダー養成講座に参加しました。
その活動の中で、2023年2月12日に岡山県総社市昭和地区で小学生から高齢者の方を対象に、ごみ拾いと多世代交流のイベントを企画し実行しました。
約35人の方に参加していただき、ごみ拾いやミニゲームを通して仲を深めてもらいました。
【発表3】
倉敷中央病院ボランティア「グリーンはぁと」 学生ボランティア
◆入院中の子どもに笑顔を!~病気の僕たちにできること~
倉敷中央病院には小児科病棟に院内学級(小・中)があります。僕たちは卒業生です。とは言え、僕たちもまだ、患者です。院内学級には治療を受けながら学校生活を送っている子どもたちがいます。そんな子供たちに、院内学級で過ごした僕たちができることは何だろう?を考え、闘病中の子どもたちに共感できる・寄り添える・状況に配慮できる・『僕たちだからこそわかる』ことを活かし、昨年から長期の休みを利用して活動を始めました。
子供が、子どもらしく笑える時間をいっしょに過ごしたい、と思い、昨年は、学校で体験したボッチャ、モルックを紹介し、今年は、誰もが気軽に楽しめるカローリングをしました。学年、体力に幅がある中、誰でも楽しめる競技の選択に気を配りました。
今年から同じ院内学級で過ごした守谷君も活動に賛同してくれ、二人で活動することができました。守谷君のピアノ演奏を中心に活動を企画。活動では、子どもたちが日常感じている苦痛、不安、閉塞感、といったストレスが表出できるよう「今のきもち」「今やりたいこと」をワークシートに記入してもらいました。
自分たちの経験を話しながら、気持ちに沿った曲を選び、ピアノで演奏しました。書き出すことで、気持ちが軽くなり、他と共有することで、安心感につながり、一人じゃない、と感じてもらえました。最後に夏休みといえば、・・・と、ピアノの生伴奏でラジオ体操を行いました。子どもたち、付き添いの家族たち、学校の先生、病院スタッフ、みんなの笑顔が一つになり、僕たちも楽しい時間でした。僕たちは、病気や障がいがあり、日頃は皆さんにお世話になることも多いですが、誰かのために何かできる喜びを知った活動でした。長期の休暇を利用して今後も継続できるよう、僕たちのできることを考えていきたいと思います。
病院の人からは、闘病した人しか知り得ないつらさ、苦しさなどがわかる二人の言葉や前向きな活動は、闘病中の子どもたちにとって何よりの励みになり、生きる力につながっている。さらにその姿は、子どもたちだけでなく、保護者、医療スタッフの励みにもなり、みんなを繋ぐ大切な活動だった、と感想をいただきました。
【発表4】
岡山県立倉敷鷲羽高等学校
◆自分で命を守るために何ができる?
私たちは、6月3日(土)と10日(土)に児島公民館主催で行なわれた「高校生と考える☆命を守る避難スイッチ」に参加しました。はじめは、先生に誘われて参加しました。
1日目は、講師の先生に教えてもらいながら児島公民館周辺を歩きました。実際にあたりを確認しながら歩いてみると、危険な箇所が多々あることが分かりました。そして、主にどんな場所に危険があったのか、どんな対策をすれば良いかを話し合いました。
2日目は、「逃げキット」を使って、マイ・タイムラインを作成しました。私たちはそれを使って、様々な行動パターンを考えました。災害が起きたとき、何処へ避難すればいいかを他の人の意見と照らし合わせながらまとめました。自分の身を守るための行動を考えるいい機会になりました。
この行事に参加して学んだことを、ポスターにまとめました。まとめたものを児島公民館や児島支所に掲示していただくことになりました。また、11月18日(土)に行なわれる「あじの防災まち歩きツアー!!」にサブリーダーとして参加することになりました。
【発表5】
響き 21ガールズ(ヒビキ トゥエンティーワンガールズ)
◆朗読劇でのボランティアリーダー ~三年間の歩み~
高校のボランティア部に入部して先輩方からNPO法人チーム響きを紹介されたのが活動のきっかけでした。
1年の時に声優と高校生が行う朗読劇にボランティアとして参加したのを皮切りにイベントのお手伝い私達でイベントを企画する機会があり、パラスポーツイベントや夏休みのレクイベントを企画しました。上手く行かないことも多くあり毎回、試行錯誤しながら企画・運営を行いました。
そして今年の声優と高校生の朗読劇イベントでは一人はボランティアリーダーとして他校の高校生・大学生だけでなく大人たちも多くいる中で、私自身が主導で受付を行い、一人は全体チームとしてイベント中必要な所へ対応に走りまわるイベントの核となる部分をそれぞれ行いました。今までのイベントでは、味わえなかった難しさや楽しさを経験しました。私たちは中学時代中々、人とのコミュニケーションが上手く行かずに悩んでいた時期もあったのでこの活動は良くも悪くも自分自身を変える大きなきっかけとなり、前を向くことが出来たイベントになりました。
* * *
「高校生の、高校生による、みんなのためのイベント」
第11回 岡山高校生ボランティア・アワード NEXT
審査員のご紹介 (五十音順)
影山 美幸 さん
山陽新聞社 論説委員
岡山県津山市出身。1991年山陽新聞社入社。経済部、政治部などの記者、解説委員を経て2009年から論説委員。山陽新聞朝刊の「社説」や1面コラム「滴一滴」を担当している。
岡山県生涯学習センター運営協議会委員、岡山市協働推進委員
是松 拓実 さん
第8回 岡山高校生ボランティア・アワード大賞受賞者 / 岡山大学教育学部 大学生
岡山県赤磐市出身。岡山県立林野高等学校卒業。中学生のころからボランティア活動に興味を持ち、様々な活動を行う。
第8回岡山県高校生ボランティア・アワードに、「第2回うまいもん商店街!高校生実行委員会【高校の枠を超えた仲間と商店街を盛り上げ、地域合いを高める!】」として出場し、大賞を受賞。
現在は、岡山大学教育学部 岡山県北地域教育プログラムで小学校教員を目指し勉強中。
竹本 幸史 さん
株式会社 SWITCH WORKS 代表取締役
2001年3月~2012年3月 株式会社リクルートにおいて、 営業、 組織マネジャー、 岡山支社長を経験。 営業MVP、 マネジャーMVP多数受賞。
企業が抱える組織/人材課題にも深く関わり、 勉強会・研修・セミナーを幅広く実施。組織マネジャーとしては、組織成長戦略、人材育成、営業力強化、コーチング、チームビルディング等のマネジメントを経験。新規事業立ちげ、既存事業の立て直しを実行。2012年12月~株式会社SWITCH WORKS設立。人事制度構築/研修プログラム策定・実施/人事コンサルテイング活動を実施。
中井 俊雄 さん
ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 人間生活学科 准教授
平成5年から27年間、総社市社会福祉協議会で勤務していました。ここでは、地域福祉事業を主体に、高齢者や障害者、権利擁護、生活困窮者、ひきこもり支援等に従事してきました。
令和2年からは、ノートルダム清心女子大学に移り、地域福祉論や障害者福祉論、ボランティア実践、社会福祉士養成に関する科目等を担当しています。
* * *
第11回 岡山高校生ボランティア・アワード NEXT
主催 / 岡山県ボランティア・NPO活動支援センター(ゆうあいセンター)
後援 / 岡山県教育委員会・岡山市教育委員会
【連絡先】
岡山県ボランティア・NPO活動支援センター (ゆうあいセンター)
〒700-0807 岡山市北区南方2丁目13-1
岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館(きらめきプラザ) 2階
[Eメール] youi@okayama-share.jp
[TEL] 086-231-0532 [FAX] 086-231-0541
読者コメント